断食を経験されたことがありますか?
3種類の断食‥1種類目は3日で挫折
1種類目の断食は花粉症治療のため
今は完治しましたが、25歳~45歳くらいまで、とてもひどい花粉症でした。
発熱まではしなかったのですが、日常生活に支障が出るほどでした。
そんな時に出会ったのが、中国鍼治療院のHurryさん(当時は吉祥寺にあり)。
ダイエットではなく、花粉症の治療が目的で駆け込みました。
鍼治療と断食
指導内容は、一日に食べられるのがこぶし大くらいの葉物野菜のみ。3日で終わるかと思っていました。
鍼治療をしながらで、その治療はちょっと痛かったなあ、という程度の記憶。
そして断食の方は「寒かった」印象が残りました。真冬の花粉症発症時に駆け込んだので、ただでさえ寒い上に、食事(熱源)もカットに。
それでも3日ほど頑張り、見た目にも「あら、痩せたわね!」と言われるほど変化がありました。
花粉症の治療効果
肝心の花粉症は見事におさまりました。
当時は、断食が続いて、身体としてはスギ花粉と闘うどころじゃないよね!と解釈していました。背中のだるさも日ごろの肩こりもすっかりとれました。取れてみて、自分の体はだるかったんだ!と気づいたくらいでした。
そこでさらに踏み込んで治療を続ければよかったなあ。
意志が弱く、喉元通れば・・で、徐々に元の食生活に。だんだん症状が戻り、治療費を無駄にしてしまいました。もったいなかった~。
腸の能力
断食の体験よりも、印象に残っていることがあります。断食をしてすぐに便秘になり、これで大丈夫か?とか何とか相談した時に言われた言葉。
「本当に健康になると、食べる量に関わらず、腸が自分でグッ、グッ、と動いて排泄するようになるんです」
腸が動く様を表すかのように手の動きを交えて説明してくださいました。
これは出会ってよかった、と思う言葉です。ありがとーーー!
食物繊維と乳酸菌 以外の何か
それまで食物繊維をたくさん取らなくてはいけない、乳酸菌もとった方が良いに違いない、という考えが自分にとっても当たり前でした。
今でも食物繊維をとり、たまに乳酸菌ビジネスの消費者になって楽しみます。
でも本来の人間の身体にあるポテンシャルは、どうやらそんなことではないらしい。
食物繊維とか乳酸菌の投入は、もしかしたら不要なのかもしれない。
そういう可能性をいつも考えるに至りました。
腸の運動能力と花粉症
他に試した断食の中でも、似たようなことを示唆されました。
断食することで、腸の活動が正常に戻る、と。大体現代人は食べすぎであることは、断食のどの流派でも言われています。
便秘をしているから必ず花粉症になるわけではありません。でも便秘がないからと言って、腸が元気、とも言えないらしい、と最近気づきました。
他の内臓が元気なくて、腸だけがバリバリに元気、ということもないと思います。
治療院では乳酸菌も勧められなかったのですが、それだけに骨太な、原始的な力を取り戻せる治療だったのではないか、と思います。
あれこれと健康食品に手を出せば、出るゴミも結構な量になります。容器とか、運送にかかるガソリンも、バカにならないなと反省。ファスティングで健康を取り戻そう。シンプルで健康な身体はそれだけで余分な消費を減らす、エコなのだ、と実感しています。