断食を経験されたことがありますか?私は3回(3種類)体験しました。
3種類の断食・・2種類目はマクロビ
マクロビは、菜食主義ではないのですが、ベジタリアンの人向けにも十分対応できるレシピが多いです。
私は動物愛護系のベジタリアンで、和食が好きなので、試してみることにしました。
たまたま小林健さんの講演会に参加した折、マクロビの先生が一緒に登壇されていて、とても実績がある様子だったので、八王子市にある、マクロビの断食指導をしてくれる場所に行きました。
「半断食」の6日間コース。仕事をしながら続けられるものでした。
断食、というのにちゃんと玄米を一定量食べるので、飢餓感がなくて楽チンでした。
大変だったのは、考え(信念)を捨てること
常識医学とナチュラルハイジーン
半断食指導の先生は、確固とした臨床から来る実績と信念をお持ちで、バリバリと仕事をされている信頼できる方です。
なので安心して取り組むことができました。
ただ、仕事の関係でご高齢の方の体操教室などに行くと「喉が渇いた、と思う前に水分補給が必要だそうですよーー」と何度も注意喚起をしています。自分の言葉は自分が一番よく聞いています。
ところが半断食プログラムでは、一日に飲める水分は600㎖程度。
これでは水分が足りないのではないかと恐怖がつきまといました。結局冬に実践したので全く問題はなかったのですが、信念は怖い、この信念との闘いが結構疲れました。
もう一つの信念は、ナチュラルハイジーンでした。ナチュラルハイジーンの指導者もご年齢よりもとてもパワフルで健康な方でいらっしゃる。興味をもって、一時期情報を大量に読み込んでいました。
マクロビとは多くの点で違いますが、特に「塩分論争」は決着がついていません。ナチュラルハイジーンは調味料の使用による塩分の摂取を、むしろ控えるようにという立場です(必要量は摂取できているんだからっ、ということみたい)。
対してマクロビは、しっかりと塩分を身体にいれていきます。過多ではないのですが、一抹の抵抗を感じながらの実践は、おそらく効果が半減する原因になったかもしれません。
半断食が終わって、あこがれの宿便出しは起きず、少々がっかりしましたが、体調はむくみが取れて良くなった、と思います。
マクロビで挫折したわけ
6日間の半断食自体は満了しました。そこから先はマクロビの食養生を実践していくことになります。そこから3ヶ月に渡る食生活の指導をもらいます。
指導された通りの食事をちゃんと続けることで、マクロビで起きる奇跡も体験することでしょう。食材の入手もそんなに難しくありません。外食続けるよりはずっと経済的です。
ですが、毎晩10時くらいに帰宅して、そこから夕食と、翌日の弁当の準備をするというのが本当に難しかった!今も難しい。へとへとですから。
半断食後の食生活まで含めての実践、見事に脱線しました。
それと、
噛みすぎて歯の根っこが、い、痛い!
100回噛みましょう、というお達しを守って噛んで噛んで、とやっていたら昔歯根治療したところが痛みだしました。で、ちとお休みです。
それでもやってみて良かった マクロビ
マクロビの料理は、砂糖を使わずに作ったりする和食が中心です。
時間がある時は、レシピ集を片手におかずを作っていました。それが結構美味しいのです。
今もおかずを作るときはマクロビレシピです。「さ・し・す・せ・そ」の順番に調味しなくてもよいのは助かります。
また、野菜が大好きですので、たくさんの野菜中心のレシピを知ることができてありがたかったです。
放射能落とし
また、マクロビでは、放射能は「極陰」だったかな?原発事故の時に体内に取り込んだ放射能への対策があり、その情報は有効だったと思います。取り込んだ放射能は何かと悪さをしますし、被爆して数年たってから病気の発症率がぐんと上がります。それは色々な情報に触れていたので意識的にデトックスをすることに。
それがコロイド溶液
実感はないのですが、放射性物質(以前、血液検査を依頼した時、私の場合はストロンチウムが高めでした)をデトックスしている、らしいのです。大変高価だし、予防的な行動なので効果を謳えません。ですので、他人様におススメはできませんが、自己投資、と思って資料読んで納得して購入しました。
そこでも言われた腸の力と乳酸菌
鍼治療院での断食でも言われたことですが、マクロビの指導でも乳酸菌とか繊維質(サイリウムハスクとかね)を買わされることはありません。
「そーゆーものが必要ない状態にもっていく、ということですかね?」
と先生に確認したら、然り、と。
ここまで、身体のポテンシャルに注目しておきながら、私は乳酸菌やら発酵やら、他のデトックス方法に興味津々で、試してみたくなってしまうのですが。
マクロビは生活に定着させてこそ、著効がある方法だと思います。
一大哲学体系をもっているので、両足踏み込んで実践をしていく人がいるのも分かるわあ・・面白いもん。
家事の時間が増えたら料理のレパートリーを増やそうと思います。