私は片付け・断捨離という言葉を見ない日はありません。
それは、私自身がモノが捨てられず、ほぼ汚部屋になっているからです。
すっきりした家に住みたい、という願いは人並み以上なので、余計に片付け・断捨離、という言葉に目が行きます。
片づけられない人(私)への脅し
片付けの特集や本を読んでいると、
「1年以上来ていない洋服は捨てましょう」
「台所の不用品を捨てたら3分の1になった!」
と、ビフォーアフターの写真があります。とてもうらやましいです。
そしてそれができない自分を、うっすらと非難します。
そこに追い打ちが来ます。
「モノがあふれていると、金運も運気も落ちる」だの、
「できる人の部屋は片ついている」だの、
「頭の中が整理できていないから片つかない」などなど。
ええ、ええ、そうですとも!と落ち込みながら、これまた山積みの「片付け本」を睨むのです。
確かに、何か執着があるんでしょうよ。過去への執着とか、痩せたら着ようと思っている、とか。確かにそうですが、片付け教の教祖たちも答えてくれない問題が私にはあるのです。
捨てたモノはどこ行くのよっ!
それは、廃棄したモノたちの行方。
自分の家はきれいになるでしょうけど、その、ビニールにザクザクいれている不用品、そのあと、どうなったのよーーー!今どこにいるのーーー?
夢の島?
それが気になって気になって仕方がないのです。
部屋がすっきりして金運上がればそれでいいのかい!(お金は欲しいです)
本当にそんな捨て方だけの指導で、豊かに人生が整理できちゃうんですか!
有名な片付けマスター達の著書には、ほとんど言及されていないのです。
ゴミの末路と環境が気になるーー!
誰か、安心してごみを出す方法、環境に悪くないって言える片付け方、教えてーー!
私は毎日心の中で叫んでいます。
衣類の片付けと末路
我が家の溜まりモノ、3大巨頭は衣類と本とその他。
衣類が捨てられないのは、戦中派だった母親譲りです。着るものはたくさんあるのに、わざわざ繕いをしてボロを着る。
「着られるものを捨てるのはもったいない」と、誰か着てくれる人に譲るか、最後は雑巾になるまで使い倒さなきゃ、という意欲は私もスゴいです。
(繕った洋服を着て、運気が上がる、とは誰も言ってくれない)
とっても安くて上手な、シルバー人材センターのお直し、すっかりお得意様です。
年季の入った洋裁師から「良い生地だねえ、大事に着てるねえ」の言葉をもらって、有頂天に。
布のいのちは結構長いのです。それを1,2年で捨てちゃう、とかは本当にどうかと思います。ただ、これだと溜まる一方なので、
①洋服を買う時は、長持ちする、リペアできるものを購入する。そしてできるだけ日本製のものにしています。写真のパンツはhomspun。昔はRLもほとんど日本製でした。
②増えすぎたものはメルカリ様に頼って、大事にしてくださることを願って来てもらうことにする。
③状態が良いうちに、NGOを通じて使ってくれる国に送る。
④手元にあるものはとことん使って「燃えるゴミ」として始末する
これをルールとしてみよう、と決めました。
どうよ。