ちょっと前にガイアの夜明けでも取り上げられていた、「食べる通信」。我が家もそれとは知らずに注文しました。
そして届いたのが独特においしいジャガイモーーー!
在来種のジャガイモ「富士のねがた」!
以前から、この土地の人(山梨県上野原市西原のあたり)が大事に育てているというジャガイモがあるとは聞いていました。
自分の畑だけで増やし続けるのはできないのか、たまに農家さん同士で種芋?を交換したりして、その地域で大事にしてきたらしいです。
それが食べられるというので、注文。畑の都合で配送は予定より遅くなりました。
やっと来たーー!
在来種といっても、もとはアンデスだか、あっちの方から来たのでしょう?でも昔のままで品種を変えていない、ということですね、きっと。
味は、一般的なジャガイモよりも、すこしねっとりとした、小粒でも密度が濃い感じです。美味しいです。
ブラックだが幸せな山の暮らしがうらやましい
「山の暮らしを食べる通信」には生産者の姿や暮らしが丁寧に取材されています。
最近、自給自足の暮らしや、地域に伝わる農産物の継承を学ぼうという若者がこの地域を訪れたり転居してくる人もいます。
この地域の高齢者は鍬だけで野菜の生産をこなし、手間のかかることを厭わず、生活の娯楽も自分たちで作り出して楽しむのだから、生き抜く能力全開な感じです。
今回の生産者さんの子ども時代からの働き方は、これを他人から強いられたら超ブラック。子どもの権利条約がこの時代にあったら完全アウト。ずっと働き者で、森林組合を辞めて、畑仕事を本格的にし出したのは80歳超えてからとか。12枚の畑(何坪?)を鍬でやる・・ファスティングなんて言いながら、わが身のたるんだ脆弱さが恥ずかしいです。
災害に強そうな村と人
都会で災害に備えるにはお金もかかりますが、西原の暮らしをみると、水源もあり、熱源(木材とか)もあり、備蓄食料も地縁・共同体もあるので、強いだろうなああああと思います。
放射能が降ってきたら厳しいのは同じですけど。
この村の人が、都会で被災したらどうなっちゃうか分かりませんが、基礎体力というかプリミティブな肉体の底力が発揮されちゃうんじゃないでしょうか?
「山の暮らしを食べる通信」の宣伝になってしまいましたが、おススメです。この次は雑穀が来るそうで、楽しみーー!我が家は以前からいただいていますが、作ったじいちゃんたちを心底から尊敬しちゃって、うらやましくなって、一層美味しくなるに違いないです。
生活力と生命力にあやかりましょう!